バケモンの涙
太平洋戦争末期の大阪。国民学校の教師となった橘トシ子は、栄養不足で命を落とす子どもたちを救いたいと必死に願う中、ポン菓子の存在を知る。使命感に燃えポン菓子製造機を作ろうと北九州に乗り込む19歳のトシ子。苦難を乗り越え奮闘する姿に迫る感動の物語。もっと詳しく見る
光文社刊 1,650円 (税込)
花まみれの淑女たち
老マダムたちが教えてくれた
不安だらけの世を生きる 希望の灯
あのおばあさんたちを見ていたら、生きていけそうな気がしてきた。
30代にして職を失い、無為な日々をすごす由佳が出会ったのは、北新宿【花まみれビル】に集まって暮らすお年寄りたち。
見た目は、ほのぼのとしたシニアグループ、その実態は……日本中にネットワークを張り巡らせる植物学の元教授に、七色の声を持つカリスマ歌手、ハイテク機器を駆使して暗躍する探偵チーム(メンバーはおばあさんのみ!)など、型やぶりのマダムたちだった。
――わたしも、あのおばあさんたちみたいになりたい。目立たず、しぶとくて、しあわせで、美しい。だれからも注目されなくても毎年、花をつける草木のように……。
KADOKAWA刊 1,728円 (税込)
新版 母さんがどんなに僕を嫌いでも
母さんは、美しくて、そしていつもちょっとかわいそうでした。
自身の凄絶な生育歴と母親との確執を描き、多くの人の感動を呼んだ伝説的コミックエッセイ『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。
著者の歌川さんが、他人におおっぴらに話せなかった過去を赤裸々に描いた本作は、多くの人の感動を呼びました。
『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は、2018年秋に、太賀さん、吉田羊さん出演の映画が公開。(他のキャストに、森崎ウィンさん、白石隼也さん、秋月三佳さん、小山春朋さん、斉藤陽一郎さん、おかやまはじめさん、木野花さん)
映画化を機に、著者渾身のオール描き下ろし再構成により読みやすくなった新版が刊行です!漫画ページ全てを新たに描き下ろし&増ページ、「新版にあたってのあとがき」を追加。
KADOKAWA刊 1,188円 (税込)
「おつきあい」の壁を乗り越え48キロやせました
苦労して痩せてもまたすぐに太ってしまう、「形状記憶」の体を持った著者。子ども時代に受けたいじめのトラウマから、自己否定の言葉を生み出し続ける「自虐アプリ」が脳内にインストールされてしまう。社会人になってからも、デブいじめ・デブハラはなくなるどころか攻撃性が増していくばかり。そんな中で挑んだ決死のダイエット。そこで著者を待ち構えていたものは、ダイエットを妨害する「人づきあい」の難しさ、世間の目の厳しさ、巷に流れる嘘情報……。辛い日々を乗り越えた先で見つけた、形状記憶デブな自分と上手に付き合っていく生き方とは?
幻冬舎刊 1,188円 (税込)
やせる石鹸
やせたって、アンタの心はデブのままよ! アナタの人生を震撼させる最強青春小説!
こちらの書籍は現在品切れ中です
たまみは見る人がギョッとするほどの「巨デブ」女子。「邪魔ですみません」と身をすくめて生きてきた彼女が、デブ専男子から告白された! けれどたまみは彼を拒絶してしまう。だってずっと「デブは醜い、みっともない」とディスられ続けてきたの。「太ってるところが好き」なんて人が現れたって、救われないのよ!――自分を好きになりたい。そして、デブがイジられるこの世界を変えたい! 立ち上がったたまみは、6人のデブとともに世界への逆襲を開始して!? あなたに元気を注入する☆究極のエナジー小説です!!
KADOKAWA刊 1,620円 (税込)
手記 母さんがどんなに僕を嫌いでも(テキスト版)
大好きだったのに…。なぜ僕ばかりをぶったんだろう。家でも学校でも嫌われた僕におとずれた奇跡。壮絶な体験を描いた話題のコミックエッセイが切なく愛おしい手記になりました(ジュニア向けテキスト版です)。
こちらの書籍は現在品切れ中です
「きれいで人格者のお母さんの息子に生まれて、本当によかったわね」
近所のおばさんたちが口々に言うほど、美しかった母。その母には、もう一つ、別の顔がありました。人目がないところでは、ピリピリした空気を出し、ささいなことで激怒して、壁まで吹っ飛ぶほど、突き飛ばすのです。怒りのスイッチはくるくる変わり、前と同じことをしても叱られ、声がでなくなるほど、ぶたれたときもありました。それでも僕は、母が暴力をふるうことを誰にも気づかせてはいけないと思っていました。
―――――父に捨てられ、大好きな母から、死をも覚悟する壮絶な虐待を受けていた「僕」。アトピーに苦しみ、学校では先生からも嫌われ……。戸惑い、苦しみながらも、ついに家を出て自活の道を歩みはじめます。
僕を守ってくれた人の存在が、僕に勇気をくれた。
苦しみながらも、愛を見つけた奇跡の実話。感動の渾身エッセイ!
PHP研究所刊 1,400円 (税込)